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ミョウバン水の驚くべき消臭効果とは?手作りミョウバン水でワキガのニオイを防ごう

汗・臭い

自分の体臭は多少なりとも気になるものですが、ニオイの原因がワキガともなると、いつも以上に周囲の反応が気になってしまいますよね。

ニオイを消すため、様々な消臭グッズを手当たり次第に試しているという方もおられるでしょう。

しかし、市販の消臭グッズはすぐに効果が薄れてしまったり、香料がきつすぎたりして満足な効果が得られないことも少なくありません。

そんな時は、肌に優しくコスパも優れたミョウバン水を作ってみてはいかがでしょうか。

今回は、天然のデオドランド剤ともいえるミョウバン水の作り方と、その消臭効果をご紹介していきます。

ミョウバン水で消臭できる理由

ミョウバンとは、アンモニウムやカリウムなどの金属イオンが結晶化してできた複合塩のことです。その歴史は長く、古代ローマ時代から使用されてきました。

ミョウバンは染色剤や防水材、消火剤など幅広い用途に使われるほか、制汗剤や消臭剤としても使用されています。

では、なぜミョウバンが制汗や消臭に効果的と考えられているのでしょうか。それには、ワキガのニオイがどのようにして発生するのかが関係しています。

ワキガのニオイは、皮膚の常在菌が汗に含まれるタンパク質や脂質を分解することで発生する仕組みです。これらの雑菌はアルカリ性の環境を好み繁殖していきます。

しかし、ミョウバン水を使用することで酸性の状態にし、雑菌の繁殖を抑えることができるということです。

また、ミョウバンには優れた収れん作用があり、この作用によって肌を引き締め、汗を抑えることもできるといわれています。

さらに、ミョウバンの金属消臭作用によって、体臭だけでなくペットのおしっこなどへの消臭効果も期待できるでしょう。

ミョウバン水の作り方と使い方

ミョウバン水はミョウバンと水だけで簡単に作ることができます。ミョウバンもしくは焼きミョウバン5g、水150ml、空のペットボトルを用意しましょう。

容器にミョウバンを入れたら、水を入れてよく振ってください。

ミョウバンは水に溶けにくいため、そのまま一晩ほど時間を置きます。溶けやすさを重視するのであれば、粒タイプよりも粉末タイプのミョウバンを選ぶようにしましょう。

ミョウバンが水に溶けると白濁から無色透明の液体に変化します。これでミョウバン水の完成です。

冷蔵保存をすれば1ヶ月前後は持ちますが、新鮮な状態で使用するためには、1~2週間ほどで新しいものに交換することをおすすめします。

材料費がほとんどかからず、簡単に作れますのでぜひ試してみてくださいね。

ワキのニオイを抑えたい時は、ミョウバン水をワキに塗布したり、スプレーで吹きかけたりします。その他にも、足のニオイやデリケートゾーンのスソワキガなどにも使用できるので、便利です。

ただし、肌に優しい成分とはいえ万人にアレルギーが起こらないとは限りません。使用する前に、ミョウバン水を腕の内側などに塗布しパッチテストをおこないましょう。

医療機関でワキガを治す

殺菌作用のあるミョウバン水を使用すれば、ワキガのニオイを軽減することができます。

しかし、あくまでニオイを抑えるためのもので、ワキガそのものを改善する効果はありません。また、体を洗ってもすぐ臭ってしまうような重度のワキガですと、ミョウバン水を使用してもほとんど効果を得られない場合があります。

ニオイの強さにお悩みの方は、ワキガの原因となるアポクリン腺を除去する手術を検討してみましょう。医療機関で治療を受けることで、ワキガの悩みから解放されることでしょう。

ワキガの治療には、ワキの下を切開しアポクリン腺を取り除く手術や、器具を挿入し削り取る手術、アポクリン腺を吸引する手術などがあります。

ただし、これらの方法はメスを入れることになるため肉体的な負担は避けられません。

体への負担が少ない治療を希望するのであれば、メスを入れる必要のない「ビューホット治療」を検討してみましょう。

細い針から高周波を出すことで、アポクリン腺を凝縮しニオイの発生を抑えます。肌を火傷から守る冷却装置も搭載していますので、少ない負担で安全にワキガを治療することができます。

おわりに

清潔感に重きを置く日本人は、他人のニオイにも自分のニオイにも敏感です。ワキガは病気ではないため無理に治療する必要はありませんが、ワキガのニオイに気を配りながら生活していくのは決して簡単なことではありません。

まずは気になるニオイを軽減するために、ミョウバン水を使用してみましょう。ミョウバン水で十分な効果が得られない場合は、医療機関でのワキガ治療を一つの選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。

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