わきのニオイが気になったら始めよう!ワキガの対策と治療法

汗・臭い

ワキといえば汗のニオイも気になりますが、もう一つ気になるのがワキから漂うツンとしたニオイではないでしょうか。もしツンとした刺激臭を感じたら、それはワキガかもしれません。

自分がワキガだと気づいたのであれば、ニオイを抑えるための対策を始めましょう。今回はそんなワキガのニオイ対策と、最新治療法をご紹介します。

ワキガとアポクリン腺の関係

ワキガの特徴として、鼻をつく独特の刺激臭があります。

このワキガ臭が発せられる原因はアポクリン腺にありました。アポクリン腺は誰もが持っているものですが、ワキガ体質の方はアポクリン腺の数が多く、それぞれの粒が大きいというのが特徴です。

アポクリン腺は生まれた時から数が決まっており、思春期に差しかかると粒が大きくなっていきます。そのため、12歳前後の第二次性徴期から体臭がきつくなり、ワキガ特有のニオイが発せられるようになるわけです。

そして、清潔感が重視される現代において、ワキガ臭が好まれることはほとんどありません。

あなたは大丈夫?ワキガのセルフチェック

他人の体臭はすぐに気がついても、自分の体臭にはなかなか気づくことができません。また、デリケートな悩みということもあり、人に相談しづらいと感じることもあるでしょう。

以下にワキガのセルフチェック法をまとめましたので、当てはまる項目はないかご自身で確認してみてください。

耳垢が湿っぽい

耳垢とワキガには強い繋がりがあります。これは、ワキと同様に耳の中にもアポクリン腺が存在するためです。

ワキガ体質の方は、耳垢が湿っぽくベタついているとう特徴があります。

ワキの毛が濃い

ワキ毛の濃さもワキガと深く関係しています。女性の場合、ワキの毛が太い方はワキガ体質である可能性が高いといえるでしょう。

男性の場合はワキ毛の生える範囲が広く、毛がやわらかい方の方がワキガ体質の可能性が高いです。

衣類に黄ばんだシミができる

白いシャツなどを着用したあと、ワキの部分に黄ばんだシミができる場合はワキガ体質であると考えられます。汗ジミに色が付く原因は、アポクリン腺から出る分泌物に黄ばみの原因となる物質が含まれているためです。

この黄ばみは、通常の洗濯ではなかなか落とすことができません。

両親がワキガ体質である

ワキガは必ず遺伝するとは限りません。しかし、両親のどちらかがワキガである場合、30~50%の確率で子どもにワキガが遺伝するといわれています。

また、両親ともにワキガの場合、約80%の確率で遺伝すると考えられており、ご自分がいずれかに該当する場合は注意したほうがいいでしょう。

ニオイをおさえるワキガ対策

ワキガの症状は軽度・中度・重度に分けられ、このうち軽度や中度であればセルフケアでニオイを軽減することが可能です。

食生活の改善

日本人はワキガになりにくいといわれていましたが、近年ワキガに悩む日本人が増えてきています。この主な原因が食生活の欧米化によるものです。

欧米の食生活が中心になると肉食が中心となり、野菜を十分に摂ることができません。肉など動物性タンパク質の多い食事は、アポクリン腺を刺激しワキガ臭をさらに強める原因になります。

肉類の過剰摂取は避け、野菜を多く含んだバランスのよい食生活を心がけましょう。

清潔を保つ

ワキガ臭を軽減するために重要なのは、常に清潔な状態で過ごすということです。アポクリン腺から分泌される汗は細菌のエサとなるため、放置しているとニオイがどんどん強まっていきます。

汗をかいたらこまめに拭き取り、可能であれば衣類を取り替えるようにしましょう。清潔に保つことで、ニオイの元となる細菌の繁殖を抑えることができます。

クリニックで治療する

ワキガの症状が重度の場合、セルフケアだけでニオイを完全に消すことはできません。ワキガ臭を消すためには、アポクリン腺を取り除く必要があるでしょう。

クリニックの治療には直視下手術法や吸引法、皮下組織削除法などがあり、それぞれにメリットとデメリットが存在するので、ぜひ比較してみてください。また、レーザー脱毛の施術をおこなうことで、汗の量が減らしニオイを軽減する方法もあります。

切らずに治す最新治療「ビューホット」について

ワキガの手術は傷跡が残るリスクが高く、手術法によってはダウンタイムが必要になることもあります。そのため、手術に興味はあっても施術を受けられないという方もおられるでしょう。

ワキガの最新施術として注目を集めている「ビューホット」は、傷跡やダウンタイムのリスクをなくした画期的な治療法です。アポクリン腺を高周波熱で凝縮し破壊することで、ワキガを改善することができます。

フラクショナルRFスタンプを使用するため、メスは不要で腫れや痛みが出ることもほとんどありません。

おわりに

アポクリン腺の数は成長しても変化することはありませんが、ワキガの症状は成長や生活習慣によって変化します。ワキガを悪化させないよう、食生活や衛生面に注意して生活しましょう。

根本的な治療を希望する場合には、医療機関で手術をおこなうのがもっとも効果的だといえます。ワキガ手術にはさまざまな方法があるため、まずはクリニックで相談をし、自分に合った治療法を探してくださいね。

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