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気になる二の腕や背中のブツブツ……毛孔性苔癬があっても脱毛できるの?

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二の腕にできるブツブツやザラザラに悩まされていませんか?この症状の正体は「毛孔性苔癬」と呼ばれるもので、お肌のコンプレックスの原因になることもある皮膚疾患です。また、毛孔性苔癬を理由に施術を断られ、脱毛を諦めてしまう方も少なくありません。

この原因不明の皮膚疾患は一体なぜ発生するのでしょうか。そして、症状が治まらない場合でも脱毛をすることはできるのでしょうか。

今回は、毛孔性苔癬の原因と治療法、症状が出ている時の脱毛法についてお伝えしていきます。

毛孔性苔癬の症状と原因

二の腕や背中を中心に、ブツブツとした丘疹ができることがあります。この症状は毛孔性苔癬または毛孔性角化症と呼ばれる皮膚疾患の一つです。肌色の丘疹が出ることもあれば、赤みを帯びた丘疹が現れることもあります。

空気が乾燥する秋や冬に悪化しやすくなるほか、アトピー性皮膚炎や尋常性魚鱗癬などと同時に症状が現れるケースも少なくありません。

一見するとニキビのようにも見える毛孔性苔癬は、古い角質が毛穴に沈着し盛り上がることで起こります。ビタミンAの不足やホルモンの代謝異常、遺伝などが原因で発症すると考えられていますが、明確な原因はまだはっきりと分かっていません。

後天的な要素も関係しており、カミソリによるシェービングや肌の乾燥によって症状が悪化し慢性化してしまうこともあります。サメ肌・鳥肌など、皮膚表面にごわつきが見られる場合は毛孔性苔癬へと進行してしまうケースもあるため注意が必要です。

毛孔性苔癬を治療するには?

毛孔性苔癬は皮膚病の一種ですが、健康に重大な影響を及ぼすことはなく、無理に治療をおこなう必要はありません。しかし、毛孔性苔癬は目立ちやすく精神的ストレスに繋がることも多いため、症状が気になる場合は治療を検討したほうがよいかもしれません。

毛孔性苔癬の治療には、処方箋や塗り薬、ケミカルピーリングやレーザーなどを使用する方法があります。これらの中でもっとも手軽に始められるのは塗り薬を使った治療法でしょう。

毛孔性苔癬の塗り薬にはサリチル酸や尿素を含んだ軟膏があります。これらの成分には角質を柔らかくする作用があり、肌をなめらかにすることでブツブツやザラつきを改善する効果が期待可能です。しかし、肌への刺激が強いことから、薬の使用には細心の注意を払わなければなりません。

尿素を含んだ軟膏は、医療機関で処方してもらう他にドラッグストアなどで購入することも可能です。市販薬は医師の処方箋がなくても購入できますが、軟膏の種類によって用法用量が異なりますので、事前に必ず使用方法を確認しましょう。異常が出たら使用を中止し、医師の診察を受けるようにしてください。

レーザー脱毛なら治療ができる

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毛孔性苔癬の症状が見られる場合、ムダ毛の処理には細心の注意を払う必要があります。カミソリを使用した自己処理は肌に悪影響を与えてしまう恐れがあるため、頻繁におこなうことは避けたほうがよいでしょう。

しかし、自己処理は肌に負担がかかるとはいえ、ムダ毛を放置したまま過ごすことは難しいですよね。毛孔性苔癬を悪化させずにムダ毛を処理したいという場合は、医療機関でプロに任せるのがもっとも安心な方法といえます。

医療機関の他にエステサロンで脱毛をする方法もありますが、エステサロンで使用している脱毛マシンは光エネルギーの出力が弱く、十分な脱毛効果を得られない可能性があるでしょう。

また、サロンには医療従事者がおらず、万が一肌トラブルが起きた場合にその場で処置を施してもらうことができません。そのため、毛孔性苔癬の症状がある方は施術を断られてしまうケースがあります。

一方、医療機関の脱毛は医師や看護師が施術をおこなうため安全性が高く、肌トラブルが起きた場合でもすぐに対処してもらうことができるので安心です。

そして医療脱毛を選択するメリットはそれだけではありません。レーザー脱毛をおこなうことで、毛穴に詰まった角質が取り除かれ、毛孔性苔癬が改善するケースがあります。また、脱毛を繰り返すことで徐々に毛が細くなり、毛穴詰まりが解消され肌の滑らかさを実感することもできるでしょう。

医師の管理のもとで安全に施術が受けられ、ムダ毛と同時に毛孔性苔癬をケアできる医療脱毛は、一石三鳥ともいえる治療法となっています。

おわりに

目立つ場所に症状が現れる毛孔性苔癬は、女性にとって強いストレスとなり、時には人間関係に影響を及ぼすこともある深刻な皮膚疾患です。しかし、健康上問題のある疾患ではないため、積極的に治療をおこなっている病院はあまり多くありません。

また、処方された薬を使用したとしても完治するとは限らず、外用薬だけで毛孔性苔癬の悩みを解消するには限界があります。たとえ症状が改善したとしても、ムダ毛処理の刺激によって再発してしまう可能性もゼロではありません。

毛孔性苔癬とムダ毛の悩みを同時に解決したい、そのような場合は医療レーザー脱毛を検討してみてはいかがでしょうか。脱毛をすることでムダ毛処理の必要性がなくなり、同時に毛孔性苔癬の再発リスクを減らすこともできるでしょう。

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