正しいヘアブラシ選びが薄毛予防に繋がる？頭皮によいとされているヘアブラシの種類

2017.12.06

ヘアケア

「抜け毛が増えて薄毛が目立つ」「髪が傷んで抜けやすくなった」――このような髪に関する悩みを抱えている方は大勢おられます。

毎日しっかり頭皮を洗いブラッシングしているのに、なぜか髪のコンディションは悪くなる一方……と鏡を見て落ち込んでしまうこともあるのではないでしょうか。

抜け毛や薄毛の原因は様々ですが、その一つにヘアブラシが関係していることはあまり知られていません。ヘアブラシが髪にどういった影響を与えるのか、そして薄毛を予防するにはどのようなヘアブラシを選べばよいのか、詳しく解説していきます。

ヘアブラシと薄毛の深い関係

ブラッシングをすると髪がサラサラになることから、ヘアブラシは女性にとって欠かせないアイテムとなっています。しかし、間違った使い方をすることでかえって髪を傷めてしまうこともあるため注意が必要です。

たとえば、必要以上のブラッシングはキューティクルを剥がしてしまう原因になります。キューティクルとは髪の表面を覆っているウロコに似た形状の組織で、髪の水分を保持し柔軟にする役割を担っているものです。

このキューティクルが過度なブラッシングによって剥がれ落ちてしまうと、髪の水分が失われ枝毛や抜け毛が発生しやすくなってしまいます。

また、力を入れてブラッシングすることも頭皮を傷める原因になるため注意しましょう。頭皮は健康な髪を生やすための土壌といえる部分です。その大事な土壌が傷ついてしまうと、健やかな髪を育てることができません。

ブラッシングをする際は、まず毛先から髪をほぐしていきます。頭皮を傷つけないよう、頭部を優しくマッサージする感覚でブラッシングしていきましょう。

ヘアブラシを使用することで、絡まった髪がほぐれ指通りのいいサラサラの髪を保つことができます。

頭皮の皮脂がブラッシングによって髪全体に行き渡り、ツヤが生まれうるおいのある髪を手に入れることもできるでしょう。

また、ブラッシングによって頭皮が刺激されることで、頭皮の血行をよくし新陳代謝を促すこともできます。頭皮の血行促進は丈夫で質のよい髪の育成にも繋がるため、薄毛や抜け毛の予防にも有効です。

そして、ヘアブラシには髪に付いた汚れを落とす効果もありますので、洗髪前にブラッシングをしてホコリや抜け毛を取り除いておきましょう。

一口にヘアブラシといっても、種類や素材は様々です。プラスチックやナイロン製のもの、木製や獣毛を使用したものなど幅広く、それぞれ効果も異なります。

薄毛・抜け毛を改善するためには、髪と頭皮を同時にケアできる「スカルプブラシ」「ウッドヘアブラシ」「パドルブラシ」を選ぶとよいでしょう。

効果的に薄毛予防を行うためには、自身の髪と頭皮の状態に合ったヘアブラシを選ぶことが大切です。ここではウッドヘアブラシとパドルブラシの特徴をお伝えしますので、ヘアブラシ選びの参考にしてくださいね。

ウッドヘアブラシとは、木製でできた目の粗いブラシのことを指します。木の適度な刺激によって、頭皮をマッサージし血流を促す効果が期待できます。

パドルブラシは、通常のヘアブラシに比べ大きいのが特徴です。空気穴がクッションの役割を果たすことで、頭皮に負担をかけずにブラッシングすることができます。

「ヘアブラシは髪をとかすだけのもので、どれを使っても同じ」――このように考えている方は少なくありません。しかし、ヘアブラシの選び方や使い方次第では、髪を傷め抜け毛や薄毛を引き起こす場合もあるため注意が必要です。

薄毛を予防し丈夫な髪を育むためにも、今一度ヘアブラシを見直してみましょう。自分に適したヘアブラシを見つけることができれば、美しい髪と自信の両方を手に入れることができるはずです。