傷跡を残さないために…タトゥー除去後におこなうべき正しいスキンケアについて

タトゥー除去

「タトゥーを除去して、元の状態に戻したい…」このような悩みを持つ方は少なくありません。
手術やレーザーでタトゥーを除去することは可能ですが、元の状態に近づけるためには治療後もしっかりとアフターケアをおこなうことが大切です。

目立つ傷跡が残るのを防ぐためにも、タトゥー除去後の正しいスキンケアについて理解しておきましょう。

タトゥーを消す女性が増えている

近年ではタトゥーがオシャレアイテムとして注目を集め、タトゥーに憧れを持つ方が増えてきています。
中でもワンポイントタトゥーは時間がかからず安価ということもあり、ファッション感覚で気軽に入れる方が多いでしょう。

しかし、タトゥーを入れた直後の満足感や高揚感が、その後もずっと続くとは限りません。
時間の経過とともに後悔の気持ちが強まり、消したいと感じるようになることもあります。

タトゥーは怖いという印象を持たれやすく、公共施設の利用を断られたり、就職や結婚のチャンスを逃してしまうケースも少なくありません。
日本で生活するうえで、タトゥーが好意的に捉えられるシーンはそう多くないのです。

このような理由から、タトゥーを消す女性が増えてきています。それでは、タトゥーの除去治療にはどのような種類があるのかをみていきましょう。

除去手術の種類について

タトゥーの除去手術には切除術と皮膚移植、削皮術とレーザーの4つがあり、タトゥーの種類によって治療法が変わってきます。
例えば、もっとも有名な切除術はタトゥーが入った皮膚を切除して縫い合わせるという方法で、小さなタトゥーであれば一度の手術ですべてを除去することができます。
しかしある程度の大きさがあるタトゥーは、一度ですべてを除去できないため数回に分けて治療しなければなりません。

そのため、サイズの大きなタトゥーを一度に除去したい場合には、皮膚移植や剥削術をおこなうのが一般的です。
しかしこれらの外科手術はメスを使うため、傷跡をまったく残さずに除去することは極めて困難となっています。

一方、レーザー治療の場合は刺青の色素を抜いていくという治療法になるため、メスが不要で外科手術のような傷跡は残りません。
体質によっては白浮きやケロイドなどの症状が出ることもありますが、目立つ傷跡が残るリスクは下げることができるでしょう。
ただし一回では取りきることが難しいため、治療が終了するまで何度か通う必要があります。

タトゥー除去後のスキンケア

外科手術もレーザー治療も、傷跡を極力残さないためには正しいアフターケアが欠かせません。
クリニックで塗り薬やガーゼが処方されますので、傷口のケアを欠かさずおこないましょう。ここでは、スキンケアの方法と注意点をご紹介します。

切除術・皮膚移植・剥削術

術後3日間は患部の固定が必要になります。手術当日は患部を濡らさなければシャワーを浴びることが可能ですが、入浴は抜糸が完了するまで控えてください。
切除術を受けた場合、3ヶ月間はテープを貼って傷口を保護する必要があります。患部を掻いたりかさぶたを無理に剥がしたりしないようにしましょう。

レーザー治療

レーザー治療後は当日からシャワーが可能で、入浴も翌日から可能です。数週間で表皮が自然に剥れますので、無理に触ったり剥がしたりしないでください。
日焼けはトラブルの原因になりますので、日傘や長袖などで紫外線対策をしっかりとおこないましょう。次の施術までは1ヶ月以上空ける必要があります。

おわりに

目立つ傷跡を残さずタトゥーをキレイに消すためには、自分に合った治療法と信頼できる医師をみつけ、正しいスキンケアをおこなうことが重要です。

軟膏の塗布や患部を固定する期間はクリニックによって異なるため、治療を始める前にしっかりとアフターケアについて確認しましょう。

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